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2011年10月11日 11:27 AM
ミルフルーリストの石川です。
今日は葬儀社の専務、花泉の石川として ブログを書きます。
先日、弊社に 生後3ケ月の赤ちゃんが亡くなった、と
葬儀の依頼がありました。産まれてすぐ、救急車で別の病院に運ばれ
一度も退院することなく この世を去ったとのことでした。
花屋としては かわいらしい花祭壇を作る程度しかできないのですが
担当のスタッフと共に 宗教色のない、記念に残る葬儀を考えていました。
担当スタッフも私も共に2児の母なので、とくに母親の気持ちは痛いほど解ります。
通夜なし、寺院など宗教者なし。
それに替えて 献灯やお食い初めの儀など 親族に満足いただくものになりました。
最後に・・・まだ小さい、やっと折り紙の鶴が折れるようになったような子供から
「ありがとうございました」と渡されたのが 写真の折り紙。
生後3ケ月、話すこともできない小さな命のおかげで 周りのたくさんの人に感動を与え
また絆が深まった気がします。
自宅に帰って 子供たちの顔を見たら「お互い、生きているだけでいいんだな」・・・・
と実感した日でした。
タグ: 葬儀、生花祭壇、
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初めまして。
私の実妹も、生まれてすぐ入院、7日後にそのまま亡くなりました。
昭和の半ば、赤ちゃん用の棺桶は、リンゴの木箱でそのまま土葬にされました。
両手・両足、もう刺す場所が無いほどに黒く注射のあとが残り、見ているのも辛いほど
かわいそうだったと、両親が話していたのを覚えています。
お礼のお品・・・・本来はこういう「心付け」がお礼の本当の形なのだと思います。
素敵な、心温まるお話を ありがとうございました。
寺尾さん、ありがとうございます。
なかなか人には言えない、つらい経験だったと思います。
この赤ちゃんのお母様が、後日「私が亡くなったら あんな風にしてくださいね」
と言っていました。
無宗教なので かわいらしい骨袋を取り寄せたり
出来なかった お食い初めの御膳は スタッフの手作り料理だったのです。
祭壇もブルーやパープルやピンクで棺を囲み かわいかったんですよ。
でもお母さんからそう言われると 嬉しかったです。
今時の葬儀社は なんとかセットとか何万のセットとか言って
あまりにも事務的で 親族の考えは汲み取れないと思います。
「人間は共鳴するもの」・・・・ですので、努力して工夫した分だけ
いいセレモニーができると考えます。
テレビCMなんかに惑わされず、心の伝わる葬儀社を選んでいただきたいものですね。